
要約
対話における人間の言語スタイルの変化は、興味深く、ほとんど直感的な能力である。言語内容から人間関係を理解することは、対話をさらに理解するための重要なステップでもある。これまでの研究では、主にテキスト中の固有名詞間の関係抽出に焦点が当てられてきた。本論文では、対話に基づいた話者間の関係分類というタスクを提案する。IMSDbから映画脚本をクロールし、13の事前定義された関係に基づいて各セッションの関係ラベルを注釈した。注釈されたデータセットDDRelには、694組の話者間に存在する6300件の二人対話セッションと合計53,126発話が含まれている。また、広く受け入れられている基準モデルを使用して、セッションレベルおよびペアレベルでの関係分類タスクを構築した。実験結果は、このタスクが既存のモデルにとって挑戦的であり、データセットが今後の研究に有用であることを示している。