要約
人間-物体相互作用（Human-Object Interaction: HOI）認識において、従来の手法は人間の体を全体として捉え、体の全域に均一な注意を払っています。これらの手法は、通常、人間が物体と相互作用する際には体の特定部位を使用することを無視しています。本論文では、HOI認識において異なる部位に異なる程度の注意を払うべきであり、さらに異なる部位間の相関関係も考慮されるべきであると主張します。これは、私たちの体の各部位が常に協調して働くからです。私たちは新たなペアワイズ身体部位注目モデルを提案し、このモデルは重要な部位とその相関関係に焦点を当てる能力を学習することができます。モデル内では、新しい注目に基づく特徴選択方法と、身体部位間のペアワイズ相関関係を捉えることができる特徴表現スキームが導入されています。我々が提案した手法はHICOデータセット上のHOI認識で最先端の結果に対して4%の改善を達成しました。また、我々はモデルおよびソースコードを公開することにします。