
要約
抽象意味表現(AMR: Abstract Meaning Representations)は、広範囲にわたる文章レベルの意味論的表現を指します。AMRは、ルートを持つラベル付き有向非巡回グラフとして文章を表現します。AMR解析は、グラフ内のノードと対応する文章内の単語との間の注釈付きアライメントが不足しているため、部分的に困難となっています。本研究では、概念、関係、およびアライメントの合同確率モデルにおいてアライメントを潜在変数として扱うニューラルパーサーを導入します。厳密な推論にはアライメントの周辺化が必要ですが、これは実現不可能であるため、変分自己符号化フレームワークと離散アライメントの連続リラクゼーションを使用しています。我々は、合同モデリングがアライメントと解析のパイプラインを使用することよりも優れていることを示しています。このパーサーは標準的なベンチマーク(LDC2016E25で74.4%)において最良の報告結果を達成しています。