ウルトラヒューマン、800ドル/年のAI血液分析サービス「Blood Vision」を開始
将来の健康状態が予測できる新しいAIツール「Blood Vision」が、スマートリングで知られるUltrahumanから米国で提供開始されました。このサービスは、8~10本の血液サンプルを基に120を超える血液マーカーを分析し、生活習慣や長寿との関連性を踏まえた健康データを提供します。年会費800ドルで利用可能です。 「Blood Vision」では、ブドウ糖、コレステロール、タンパク質などを含む血液中の物質を詳細に評価します。分析結果は、AIの支援を受ける医師によってUltrahumanアプリを通じて要約され、ユーザに届けられます。また、中間の血圧評価も提供しており、これは60以上の特定の血液マーカーをチェックします。 ウェアラブルデバイスブランドと医療機関の連携は、健康テクノロジー領域での一般的な傾向となっています。Oura Ringが最近Essence Healthcareと提携し、患者にリングを提供して継続的な健康データの収集を行ったり、Whoopが同社のMGトラッカーで利用可能になる「Advanced Labs」機能を発表したりしているのがその好例です。 一方で、スタートアップが管理する個人の健康データのセキュリティについては懸念の余地があります。多くのユーザと同様に、私が懸念するのは個人情報の保護です。Ultrahumanのプライバシーポリシーによると、ユーザは情報の収集・削除を要求できるだけでなく、情報が共有された相手とその理由についても知ることができます。また、同社はユーザデータを第三者に販売することを決して行わない旨確認しています。 ウェアラブルヘルステクの編集者として、「Blood Vision」のような最新の健康測定サービスを試すことは、私の役目でもあります。しかし、プライバシーを損なう可能性があると感じる人もいるかもしれません。皆さまは、このサービスを利用するべきだと思いますか?ご意見をお聞かせください。