ギガバイト、RTX 5050用コンパクトモデルを発表 SFFケース向けに最適化
ギガバイト、小型PC向けRTX 5050 GPUを投入 NVIDIAは昨日、新製品GeForce RTX 5050の発表を行いました。RTX 3050の予算向け後継製品として注目を集めるこのグラフィックスカードには、Blackwell GPUが採用されています。ギガバイトは、コンパクトシステム向けの「GeForce RTX 5050 OC Low Profile 8G」を披露しました。 このモデルは、デュアルスロット形式で全長7.2インチ(182mm)。SFF(Small Form Factor)ケースとの互換性を高めるため、低プロファイルブラケットが付属しています。PCIe 5.0対応のカードではありますが、シングルスロット形式を希望するユーザーも多かったことでしょう。 冷却システムは、銅製プレートを用いたヒートシンク設計と、サーバー仕様の熱伝導ジェルを使用してメモリチップやMOSFETの冷却を行います。このジェルによる脱落問題は、ギガバイトが改善したとのこと。新型のRTX 5050 OC Low Profile 8Gでも同様の問題は解決されています。 さらに、このカードは3つの小型ファンを搭載。グラフェンナノ潤滑油により寿命が2.1倍に延びるとともに、動作時の騒音も低減されています。スペック面では、2,560 CUDAコアと8GBの20Gbps GDDR6メモリを備え、128ビットメモリインターフェースで最大320GB/sの帯域幅を提供します。これは、前のモデルであるRTX 3050の1.43倍となります。 消費電力は130Wで、追加の8ピンPCIe電源コネクタが必要です。ギガバイトは、550W以上の電源が必要だとアドバイスしています。出力ポートは1つのDisplayPort 2.1b、1つのDisplayPort 1.4a、および2つのHDMI 2.1bで、最大4つのディスプレイを同時に接続することが可能です。 RTX 5050は7月末に販売を開始し、価格は249ドルからです。3年前のRTX 3050の発売価格と同じレベルであり、ギガバイトは製品のロープロファイルデザインを強調することで、通常のMSRPである249ドルよりも少しプレミアムをつけて販売するかもしれません。 TECHNOLOGY EDITOR / @tomshardware_jp