パロアルト（カリフォルニア州）―Rubrik, Inc.（NYSE: RBRK）は、企業向けAIエージェントの導入を加速するとともに、導入リスクを管理する新たなプラットフォーム「Rubrik Agent Cloud」の提供を発表した。同社は「セキュリティとAIオペレーションを統合する企業」として、データ、アイデンティティ、アプリケーションの文脈を統合した独自のプラットフォームを基盤に、AIエージェントの運用における信頼性と復元性を強化する。 AIの変革は多くの組織にとって不可避の課題となっているが、ITリーダーたちはAIエージェントによる誤作動やハルシネーション、悪意ある攻撃によるリスクに直面している。Rubrik Agent Cloudは、エージェントの行動を監視・監査し、リアルタイムで変更のガードレールを設定。精度を最適化するための微調整機能に加え、誤った操作を元に戻す機能も備える。これにより、企業はAIエージェントの運用を安全に進められる。 RubrikのCEO兼共同創業者であるBipul Sinha氏は、「ITやセキュリティ担当者は、自社のAIエージェントが何をしているのか、何ができるのか、何をしたのか、そして誤りをどう取り消せるのかを把握できていないのが現状だ」と指摘。「AIエージェントは、人間の10倍の損害を10分の1の時間で引き起こす可能性がある。Rubrik Agent Cloudは、データ、アイデンティティ、レジリエンスのリーダーシップを活かし、企業が安心してAIエージェントを導入できる環境を提供する」と強調した。 Rubrik Agent Cloudは、AIエージェントのライフサイクル全体――観測性、制御、パフォーマンス管理、シミュレーション――を包括的にサポート。現在、一部の顧客に対して限定的な早期アクセスを開始しており、全機能の提供は今後順次実施される予定。 Rubrikは、企業のAI化を安全かつ効率的に推進するための基盤を提供し、セキュリティとオペレーションの融合を進める。詳細は公式ウェブサイト「www.rubrik.com」や、X（旧Twitter）の@rubrikInc、LinkedInのRubrik公式アカウントで確認できる。