アンドリーセン・ホロウィッツ、AIスタートアップ「Cluely」に投資 スローガンは「すべてをだます」
アンドリーセン・ホロウィッツ、AIスタートアップ「クルエリー」を支援 2023年10月6日、大手ベンチャーキャピタルのアンドリーセン・ホロウィッツが、新しいAIスタートアップ「クルエリー」に投資すると発表しました。この会社のモットーは「すべてにイカサマをする」であり、クルエリーはユーザーが会議や電話で即座に賢いコメントを生成できる「非公開型」デスクトップアプリを販売しています。このアプリは画面の内容と音声をリアルタイムに分析して、ユーザーに最適な回答を提供します。 クルエリーのウェブサイトでは、「 sales calls、meetings、negotiations などの場面で、速い勝ち方があれば取り入れる」と誇りつつ、「他者が推測している間に、あなたはすでに正しい答えを持っている」と強調します。同社は、無料プラン(1日に5回のプロレスポンス)、有料プラン(20ドルで無制限のプロレスポンス)、および企業向けプランを提供しています。企業向けプランでは、特定のニーズに対応できるオーダーメイドのサービスを利用できます。 一方で、このアプリの存在は、企業内の生産性と従業員の知的能力低下につながる可能性があるという指摘も少なくありません。それでも、アンドリーセン・ホロウィッツは、「クルエリーのAIアシスタントは、ユーザーのデスクトップ上でスマートに動作し、リアルタイムの音声や画面上の状況を解釈して、先手を打つ洞察を提供します。この軽量なツールは、ビジネスにおける重要な場面で迅速に価値を発揮しています」と評価しています。 クルエリーを立ち上げた創設者のロイ・リーさんは21歳で、以前にはコロンビア大学から退学となりました。退学の理由は、AIを使ってアマゾンのジョブインタビューを操作したためでした。その経験が今回のスタートアップのアイディアにつながったとのこと。アンドリーセン・ホロウィッツからの投資により、クルエリーは急速に成長する可能性があります。ただし、ユーザーが本当に利益を得られるかについては、多くの人々が懐疑的であるのも事実です。