HyperAI超神経
Back to Headlines

クラロギックス、1150億円評価でユニコーンに インド市場への本格進出を計画

12時間前

イスラエルのオブザーバビリティスタートアップCoralogixは、2023年に11.5億ドルの資金調達を行ったことでユニコーン企業となり、企業価値は10億ドル以上に達した。これは、2022年の前回調達からわずか3年でほぼ倍になった。今回のシリーズEラウンドは、カリフォルニアに本社を置くNewView Capitalが主導し、カナダ年金計画投資委員会やAppleの元幹部が設立したNextEquityなどが参加した。 Coralogixは、データオブザーバビリティがAI時代における重要な課題であると認識している。多くの企業がデータを活用して競争優位を築こうとしている一方、全員がそのデータを効果的に分析する時間やリソースを持っているわけではない。これを解決するためにCoralogixは、AIオブザーバビリティエージェント「Olly」を開発した。Ollyは、内部データと外部情報源を組み合わせてシンプルなテキストプロンプトで複雑な問題を分析、理解できるようサポートする。例えば、サービスが遅くなる原因の特定や一般的なシステムエラーの解決などが可能だという。 Ollyは異常検出、アクセスモニタリング、リアルタイムアラートなどの機能を備え、顧客のデータオブザーバビリティを自動化する。また、2024年12月にAporiaを買収したことにより、AIモデルの性能、品質、セキュリティ、ガバナンスに関する洞察も提供できるようになった。 CEOのアリエル・アサラフによれば、Coralogixは調達した資金を利用してインドでのエンジニアリングベースの拡大とAI研究センターの強化を目指す。インドには約100人の従業員がおり、今後3年内にこの人数を倍増させる予定。特にグルガムへのオフィス拡張と、ベンガルールやムンバイでのエンジニアリング、R&D、カスタマーサクシスタームズの構築に重点を置く。 同社は、イスラエルとインドのエンジニアリング文化の相性が良いと見ており、南アジア市場はU.S.に次いで売上とユーザー数の第2位のマーケットとなっている。PostmanやJupiter Money、Meeshoなど100社以上のインド企業がCoralogixの顧客として利用している。さらに、インド政府も次の大口顧客として狙っており、現地のスタートアップのM&Aも視野に入れている。 現在、Coralogixの従業員数は550人弱で、イスラエルには約250人が在籍している。2022年のシリーズDラウンドでは1.42億ドルを調達し、その後7倍の成長を遂げているが、まだ黒字化はしていないものの、纳斯达克IPO的目标是在未来的三年内实现。 業界関係者は、CoralogixのAIエージェント「Olly」による自動化されたデータオブザーバビリティが、企業がAIを効率的に活用するうえで重要な役割を果たすと期待している。Coralogixは、Datadogなどを主要な競合企業として位置付けており、顧客への新たな Engagement 方法や海外展開を通じて、さらなる成長を見込んでいる。

Related Links