イントラーダーがグレッグAIをリリース、シングルプラットフォームで全体のセキュリティ状況を可視化するAIセキュリティアシスタント
イントラーダーは、攻撃面管理のリーディング企業として、完全なプラットフォーム可視性を持つAIセキュリティ分析ツール「グレッグAI(GregAI)」をリリースした。このツールは、現在のセキュリティインフラと最新のスキャン結果、外部脅威情報、コンプライアンスフレームワークなど、ユーザーの実際の環境を理解し、それに基づいたアクション可能なアドバイスを提供する。現在はベータ版として提供されており、イントラーダーのプラットフォームと直接連携している。 セキュリティチームは、限られたリソースで膨大な脆弱性データを処理しなければならず、手作業による検証やリスク評価、ステークホルダーとのコミュニケーションに多くの時間を費やす必要がある。グレッグAIは、AIの知能とリアルタイムのプラットフォームデータを組み合わせることで、これらのプロセスを効率化し、実際の修正作業に集中できるようにする。 イントラーダーCEOのクリス・ウォーリスは、「1分でもツールと格闘している時間は、パッチを適用する時間ではない」と語り、グレッグAIが中小企業にもアクセスしやすいセキュリティを実現するという同社の取り組みを強調した。また、一般的なAIアシスタントとは異なり、グレッグAIは実際のセキュリティ環境を理解しているため、具体的なアドバイスが可能だと説明した。 グレッグAIは、脆弱性の優先順位付け、検証、修正ガイド、経営層への報告などの4つの主要な業務プロセスをサポートする。例えば、「ウェブアプリの重大な脆弱性を表示し、修正優先順位を示して」といった自然言語での要求に対し、ユーザーの環境に合わせた回答を提供する。 今後の開発計画として、グレッグAIは自然言語でスキャンの実行やターゲットの追加、セキュリティワークフローの管理なども可能にする予定。イントラーダーの製品担当バイスプレジデントアンドリュー・ホーネゴールドは、「グレッグAIは、セキュリティチームに完全な仮想セキュリティアナリストを提供するという我々のビジョンの一歩」と語っている。 グレッグAIは、イントラーダーのCloud、Pro、Enterpriseプラン利用者、および無料トライアルユーザー向けに今すぐ利用可能。セキュリティチームは、イントラーダーのプラットフォーム内から直接アクセスできる。