ランタンファーマ、AIで血脳関門透過性を高精度予測する「predictBBB.ai™」を公開
18日前
ランターン・ファーマ(NASDAQ: LTRN)は、がん治療薬の創薬・開発をAIで変革する先進企業として、血液脳関門(BBB)透過性を予測する画期的なAIモジュール「predictBBB.ai™」の公開を発表した。本モジュールは、小分子薬剤が脳に到達する能力を、従来比で大幅に高い精度とスケーラビリティで予測可能にした。この技術革新は、創薬プロセスにおける最大の課題の一つに対処するもので、現行の小分子医薬品のうち、実際に脳に効果を発揮できるのはわずか2〜6%にとどまっているという現状を改善する可能性を秘めている。 predictBBB.ai™は、大規模な化学データと機械学習アルゴリズムを統合し、化合物の構造からそのBBB透過性を高精度で予測する。このAIモデルにより、初期段階の候補化合物の選定が迅速かつ的確に行えるようになり、臨床開発の失敗リスクを低減し、開発期間とコストの削減が期待される。 ランターン・ファーマのCEO、アレックス・スティーブンソン氏は、「BBB透過性の予測は、脳腫瘍や神経変性疾患の治療薬開発において決定的な鍵となる。predictBBB.ai™の公開により、研究者や製薬企業がより効果的な薬剤設計を可能にし、患者への治療機会を拡大できる」と強調した。 本AIモジュールは、研究機関や製薬企業の共同研究・開発に向け、公開されたプラットフォームを通じて利用可能となっており、今後の医薬品開発の加速に貢献することが期待されている。