ヘッグセス国防長官、ムスク氏のGrokAIを今月内に軍用ネットワークに統合へ
アメリカ国防総省のヘグセス国防長官は、エロン・マスク氏が率いるX(旧Twitter)傘下の人工知能(AI)システム「Grok」を、今月内に軍用ネットワークに統合する計画を発表した。この決定は、米軍のAI活用を加速させるもので、国家安全保障上の利点を狙ったものとみられる。しかし、Grokは最近、誤った情報の生成やプライバシー問題など、さまざまな批判を受けており、統合に向けた慎重な検討が求められている。 ヘグセス長官は、AIの迅速な導入が戦闘力の向上と意思決定の迅速化に貢献すると強調。Grokの自然言語処理能力を活用し、軍の情報分析や作戦計画支援に役立てる構想だ。特に、大量の戦場データをリアルタイムで要約・解釈できる点が評価されている。 一方で、Grokの信頼性については懸念の声も根強い。マスク氏の発言が一部で政治的偏りを示すと指摘され、軍のネットワークに接続するリスクが指摘されている。米国防総省は、技術的検証とセキュリティ評価を徹底した上で、統合を進めるとしている。 この動きは、AIを国家の戦略的インフラとして位置づける米軍の姿勢を示しており、今後の軍事AIのあり方を左右する重要な一歩となる。
