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ユーclid 宇宙望遠鏡、市民科学プロジェクトで重力レンズを探索

欧州宇宙機関(ESA)のユークリッド望遠鏡が捉えた新画像を用いた市民科学プロジェクト「スペース・ワープス」が、強力な重力レンズの探索を開始しました。このプロジェクトは、Zooniverse プラットフォーム上で一般参加者を募り、銀河や銀河団の巨大な重力によって時空が歪み、背景の銀河からの光が拡大されたり複数の像として見えたりの現象を探し出します。これにより、宇宙の構造やダークマター、謎の多いダークエネルギーの正体解明に寄与することが期待されています。2025 年 3 月に公開された初期データ「Quick Data Release 1」では、参加者の努力と機械学習(AI)の活用により、わずか 0.04% のデータ領域で約 500 個の新しい重力レンズが見つかりました。現在は、未来の「Data Release 1」に収録される予定の新たな高品質画像約 30 万枚が対象となっており、これらは AI によって 7200 万個の銀河から優先的に選別された候補群です。ミュンヘンのルードヴィヒ・マクシミリアン大学とマックス・プランク研究所の研究者チームは、銀河系内の星や星雲などのノイズを除去し、候補を絞り込む選別手順を改良しました。この改良により、初期のアプローチでは見逃された可能性を含め、最終的に 1 万 2000 個を超える高品質な重力レンズ候補が見つかることが予測されています。強力な重力レンズは、銀河や銀河団の質量を測定し、暗物質の分布を可視化するだけでなく、宇宙の膨張履歴やダークエネルギーの性質を探る重要な手がかりとなります。プロジェクトの共同設立者でありオックスフォード大学に所属する Aprajita Verma 氏は、初期の検索で数百件の高確率候補を見つける成功を収めた市民参加型アプローチと、より洗練されたアルゴリズムを組み合わせることで、50 年近くにわたって発見されてきた重力レンズの総数を凌ぐ規模で新発見がもたらされると述べています。ユークリッド望遠鏡が持つ圧倒的な解像度と広範な観測能力が、こうした稀有な天体の発見を可能にしています。

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