Disney、2025年向けテック職の給与を公開 最高で237万円超
ディズニーが2024年10月から2025年6月の期間にかけて申請したH-1Bビザのデータをもとに、同社の技術系職種の2025年予想給与が明らかになった。同社のCEOであるボブ・アイガー氏は、再任後もストリーミング事業の強化を最優先課題としており、Disney+とHuluの統合、コンテンツ投資、料金引き上げを進めている。現在、同社のストリーミングサービスは世界で1億8300万人以上のユーザーを抱えており、NetflixやAmazon、新興勢力のパラマウント・スカイダンス(UFCとの提携や元Netflix幹部の採用)との競争が激化している。また、AIによるコンテンツ生成技術の台頭も脅威となっており、ディズニーはMidjourneyらのAI企業に対して著作権侵害を理由に訴訟を提起している。 今回、米国労働省のデータから抽出されたのは、主にソフトウェアエンジニア、データエンジニア、アーキテクトなど、技術部門の採用計画に関する情報。給与はベース給のみで、ボーナスや株式報酬は含まれていない。特に注目すべきは、技術職の給与が全体的に上昇傾向にある点だ。 主な職種と給与は以下の通り。 ・上級データエンジニア(Consumer Products):19万1,012.50ドル(前年比16万8,171~18万1,100ドル) ・上級ソフトウェアエンジニア(Parks & Resorts):17万7,322ドル(前年比15万5,000~17万2,300ドル) ・上級マネージャー(Technology):23万4,310ドル(前年比14万5,000~17万3,600ドル) ・上級機械学習科学者:17万7,436ドル(前年比16万7,344ドル) ・Hulu向け上級ソフトウェアエンジニア:15万8,000ドル(前年比14万~17万5,000ドル) ・Hulu向け上級データアナリスト:13万9,405ドル ・Hulu向け上級ソフトウェアエンジニア(Principal):22万ドル(前年比21万5,000~22万815ドル) また、2025年以降のH-1B申請に際して、ドナルド・トランプ大統領が発令した「1件あたり10万ドルの追加費用」の規定が、高給技術人材の採用コストをさらに押し上げる可能性がある。 ディズニーの公園採用担当者ジャソン・ギブソン氏は、社員はブランドへの熱意よりも「ポジティブな姿勢」と「物語を伝える力」が重要だと強調。すべての従業員は「キャストメンバー」として、物語を共有する役割を持つと説明した。 このデータは、ディズニーが高水準の技術人材を獲得するため、給与面でも競争力を維持しようとしていることを示している。
