AI搭載ドラッグディスカバリー市場、2040年までに410億ドル規模へ 25%のCAGRで急拡大
ResearchAndMarkets.comは、『AIを活用した創薬市場 2040年までの動向:創薬プロセス別・治療領域別・主要地域別に分類した業界動向と世界市場予測』の調査レポートを公開した。世界のAI創薬市場は、2024年の18.1億米ドルから2040年には410.8億米ドルに拡大すると予測され、年平均成長率(CAGR)は25%に達する見通しである。この急成長は、仮想スクリーニングや予測モデリング、新規薬剤候補の自動設計といったAI技術の進展に支えられている。特に、従来の創薬プロセスに比べて時間とコストを大幅に削減できる点が、製薬企業の関心を高めている。 市場の成長は、がん、神経難病、自己免疫疾患など、未解決の医療ニーズが高い治療領域を中心に進展。米国、欧州、アジア太平洋地域が主要な市場として注目され、特に日本や中国の研究開発投資の拡大が後押ししている。 AIの導入により、候補化合物の探索から臨床試験設計までの一連のプロセスが自動化・最適化され、創薬のスピードと精度が飛躍的に向上。製薬大手やバイオテック企業は、AIを戦略的基盤として積極的に採用しており、2030年代にはAI駆動型創薬が主流となる可能性が高い。 一方で、データ品質やアルゴリズムの解釈可能性、倫理的課題といった課題も残されており、技術の信頼性向上と規制整備が今後の鍵となる。 AI創薬市場の拡大は、医療の革新を加速させるだけでなく、未来のヘルスケアインフラの基盤を形成する重要な動きと位置づけられている。
