GoogleがGeminiにAI生成動画の検証機能を搭載、SynthID水印でGoogleAI生成を識別
グーグルがGeminiアプリにAI生成コンテンツの検証機能を拡張し、Google AIで作成または編集された動画の真偽を確認できるようになった。ユーザーは「この動画はGoogle AIで生成されましたか?」と尋ねることで、Geminiが動画の映像と音声をスキャンし、同社独自の水紋技術「SynthID」の存在を検出する。返答は単なる「はい」「いいえ」にとどまらず、水紋が含まれる具体的な時間帯を明示する。この機能は2023年11月に画像に対し導入済みで、同様にGoogle AIで生成・編集された画像に限定されている。 SynthIDは「目に見えない」設計とされ、視覚的に識別されにくいが、削除が容易かどうかは未確定。OpenAIがSoraの発表で経験したように、水紋は意図的に消去可能である可能性がある。また、SynthIDの検出をどのプラットフォームが受け入れるか、AI生成コンテンツを統合的にタグ付けする仕組みが整っていない現状では、偽造動画(ディープフェイク)が検出されずに拡散されるリスクも残っている。Gemini内に搭載されたNano Banano AI画像生成モデルはC2PAメタデータを埋め込むが、SNSなどでのAIコンテンツの統一された識別体制はまだ整っていない。 動画の検証は最大100MB、90秒までのファイルに対応。Geminiアプリが利用可能なすべての言語・地域で利用可能。この機能は、AI生成コンテンツの信頼性を高めるための重要な一歩として注目されている。
