xAI、AGI実現へ100万GPU体制で急加速 資金・宇宙データセンターも発表
エリック・マスク氏が率いるAI企業「xAI」が、全社員を対象にした会議で、今後の戦略と技術的ビジョンを明かした。会議はサンフランシスコの本社で開催され、複数の関係者によると、マスクCEOは「今後2〜3年が勝負」とし、同社が存続できれば、競合を圧倒するとの楽観的な見通しを示した。 同社は、超人間的知能(AGI)の実現を2026年までに目指すとし、Grok 5モデルの開発がその鍵になると強調。11月には、同モデルでAGI到達の確率が10%と発表しており、今後1年以内のリリースを予定している。 マスク氏は、年間200億〜300億ドルの資金調達が可能になる点を、競争優位の要因として挙げた。また、TeslaやSpaceXとの連携により、インフラ整備や人間型ロボット「Optimus」の活用が進むと説明。Optimusは、将来的には宇宙空間のデータセンターを運用する可能性も示唆され、マスク氏は「火星への移住」計画と連動した技術戦略を語った。 Googleのサンドル・ピチャイCEOやOpenAIのサム・アルバートンCEOも、宇宙空間にデータセンターを構築する構想を公にしているが、ピチャイ氏は「月の夢(moonshot)」と評した。 同社は、2023年から「Colossus」と名付けた大規模データセンターの拡張を進めており、現在のGPU数は約20万基。2025年までに100万基に拡大する計画だ。 会議では、Grok Voiceの音声認識機能の強化や、動画編集機能、AIエージェントの予測精度向上など、製品の進化も発表された。 一方、同社はBusiness Insiderの取材に対し「Legacy Media Lies(レガシーメディアの虚偽)」と自動返信。 xAIはOpenAIやGoogleに比べて新興企業ではあるが、マスクの戦略的インフラと資金力によって、AGI開発の主役の一つとして注目されている。
