Litera、AIアシスタント「Lito」を無料で全ユーザーに提供へ
リテラ(Litera)は、法律業界向けに人工知能(AI)の民主化を進める重要な動きを発表した。同社は、自社の主要製品である法律文書作成ツール「Draft Base」「Pro」「Advanced」、およびワークフローとデューデリジェンスソリューション「Kira」に、新AIエージェント「Lito」を標準搭載し、新旧ユーザー問わず追加費用なしで利用可能にした。これにより、世界1万5000以上の法律事務所に所属する数十万人の弁護士が、日常業務で使える先進的なエージェント型AIに無料でアクセスできるようになった。 Litoは、弁護士が日常的に使うMicrosoft 365環境にネイティブに統合されており、プロンプトエンジニアリングの知識がなくても使いやすく設計されている。同AIは、資本市場、M&A、訴訟、コンプライアンスなど、法律業界の主要な業務ニーズに対応する11の基本スキルを備えており、複数のスキルを連携して段階的なワークフローを自動実行する。また、リテラの30年にわたる法律テクノロジーの知的財産と、ルールベースのエンジンを活用した独自の技術により、単なるチャットボットではなく、信頼性と説明可能性を兼ね備えた実用的なAIとして機能する。 同社CEOのアヴァネーシュ・マラワハ氏は、「今日が法律業界の転換点だ。弁護士たちは、業務の10倍の効率化を、すでに使っているツールの中で即座に実現できる」と強調。また、大手事務所から個人事務所まで、規模や予算に関係なくAIを活用できる環境を整えたと述べた。 高評価を得ているLitoは、早期導入プログラムに参加した弁護士からも「プロンプトの設定が不要で使いやすく、繰り返し作業の時間短縮に効果的」との声が上がっている。IDCのリサーチディレクターも、「法律AIの次の波は、データ量や資金力ではなく、日常業務にAIを埋め込む能力にかかっている」と評価している。 リテラは、AIを法律業務の中心に据えることで、業界全体の生産性と質を飛躍的に向上させるというミッションを推進している。Litoは現在、無料体験やサブスクリプションで利用可能。
