Microsoft、Claude Code のライセンスキャンセル開始
マイクロソフトは、自社の開発者向けに導入された AI コーディングツール「Claude Code」の利用ライセンスを多くキャンセルし、同社製「GitHub Copilot CLI」への移行を推進していることが明らかになった。この決定は、マイクロソフトのエクスペリエンス・デバイス部門において 6 月末をもって実施され、開発者は来週から業務フローの切り替えを求められている。元々マイクロソフトは、エンジニアリングチームで複数の AI ツールを比較検討し、最適なツールを特定するために Claude Code を導入していたが、社内の開発者からは Copilot CLI よりも Claude Code が好意的に利用されていた。しかし、今回の方針転換は、財務年度末(6 月 30 日)の直前に運用コストを削減し、新しい会計年度に向けて支出を抑制する財務的な意図も背景にあると見られる。また、Copilot CLI を自社製品として直接制御し、セキュリティ要件やワークフローに完全に適合させる狙いがある。マイクロソフトの執行役であるラジェシュ・ジャ氏は、Claude Code が貴重な学習機会を提供したが、Copilot CLI は同社が直接的に製品を形成できる点で重要だと述べている。Claude Code の廃止に伴い、エンジニアは製品間のギャップを埋めるためのバグレポートやフィードバックの提供を求められている。なお、マイクロソフトがアンソロピック社との間で交わした大規模な契約や、Microsoft 365 アプリでの Claude モデルの利用には影響はないという。今回の動きは、マイクロソフトが自社の AI コーディングツールである GitHub Copilot の競争力を高めるための一環であり、今後は同ツールへの投資を強化する方針だ。
