OpenAI、10周年記念で社員向けグッズを一般販売へ AGIテーマの限定アイテムが話題
OpenAIが設立10周年を記念し、社員向けに限定していた「OpenAI Supply Co.」という商品販売サイトを一般公開した。X(旧Twitter)に掲載されたリンクを通じて、10種類の商品が販売開始され、そのうち数点は一般ユーザーも購入可能となった。この取り組みは、同社の社内文化や技術的ビジョンを垣間見る貴重な機会を提供している。 販売品目には、Sora 2(「変身者」)、GPT-5(「二つの世界、一つのモデル」)、画像生成機能、Sora(「SF」)、そして「OpenAI Blossom」をテーマにした5枚のポケモン風トレーディングカードが含まれる。これらは、AIの進化と多様な能力を象徴するデザインで、特にSoraのカードは、同社の動画生成モデルに対する注目を反映している。また、AIの一般化(AGI)をテーマにしたTシャツも登場。その一着には「AGIは人類全体に利益をもたらす」というOpenAIの理念が刻まれており、社内ログイン用のメールアドレスとして「[email protected]」が推奨されている点も注目される。 帽子類では、研究開発を強調する「research」ロゴのビーニー、1-800-CHATGPTという実在する電話番号が記されたキャップ、カモフラージュ柄の赤文字「OpenAI」キャップ(7月発売)など、トレンドや政治的インパクトを意識したデザインが目立つ。特に「Thinking deeply」キャップは、9月にリリースされた同社の推論モデルを記念したもので、Anthropicの「thinking」キャップと類似性が指摘され、AIブームの象徴的アイテムとして注目されている。 この販売開始に際し、X投稿は15時間で3,000件以上のいいねを獲得。Tシャツやスweatシャツは数時間でS・XSサイズを除き完売。ファンの関心の高さがうかがえる。開発者Tibor Blaho氏が10か月前に「社員限定のストアを一般公開すべき」と投稿した際、OpenAIが即座にリンクを返信したことも、ユーザーとの距離感の縮小を示している。 この merch インターフェースは、AI企業の「雰囲気(vibe)」を体感する窓口として、技術的ビジョンとブランド戦略の両方を反映している。今後、同商品が「AI愛好家のステータスシンボル」として広がる可能性も示唆されている。
