世界初の工学ベース医学部、AI最高責任者に著名外科医・バイオテック創業者・ハイダー氏就任
世界初の工学ベースの医学部であるカール・イリノイ工科医学部(CI-MED)は、国際的に評価される外科医・科学者であり、ボストン・ヘルスAIの創業者でもあるアディル・ハイダー博士を初代首席人工知能責任者(CAIO)に任命した。この任命は、AIを医療の根幹に据えるCI-MEDのビジョンを象徴するものだ。 ハイダー博士は、AIを活用した医療教育、転換型研究、臨床革新の戦略的推進を担う。彼は「技術そのものだけでは医療の変革は起きない。現場の文脈、信頼、臨床実情が不可欠だ」と強調。「AIは大規模な医療システムの強化に大きな可能性を秘めているが、責任ある設計、慎重なガバナンス、そして現実の臨床ニーズに基づく開発が前提」と述べ、倫理的で実効性のあるAI活用の重要性を訴えた。 CI-MEDのコーエン学部長は、「CAIOの設置は、AIが医療の周辺的要素ではなく、基盤的な存在であることを示す」と評価。ハイダー博士の学術的厳密性、臨床経験、起業家精神の融合が、教育・研究・臨床・イノベーションの各分野を革新すると期待している。 また、ハイダー博士はカール・ファウンデーション病院の情報学医療責任者として、学術的イノベーションと実臨床の橋渡しを担う。さらに、グラインジャー工学部のシーベル情報学・データサイエンス学部で客員教授を務め、医学・工学・コンピューティングの連携を強化する。 ハイダー博士は、アガ・カーン大学医学部長として6年半にわたり研究資金を4倍に増やし、世界トップ100のランキング獲得や国際認証を達成。ハーバード医学校、ブリガム・アンド・ウィメンズ病院、ジョンズ・ホプキンス大学でも要職を歴任。2024年に設立したボストン・ヘルスAIは、米国、アラブ首長国連邦、パキスタンを拠点に、10億人の人々の医療効率・質・公平性を高める統合型臨床支援ツールの開発に取り組んでいる。彼は450件以上の査読付き論文を執筆し、グローバルな倫理的でスケーラブルなAIによる医療改善に尽力している。
