TSMC好決算で半導体株高、NvidiaやAMDも上昇
台湾半導体製造(TSMC)が四半期利益を予想を上回る好業績を発表したことを受けて、米国市場の半導体株が一時的に高騰した。TSMCは四半期純利益を35%増加させ、市場予想を上回った。また、2026年に設備投資を拡大する意向を示し、AI関連需要の持続的成長に対する自信を示した。この発表を受け、同社の株価は6%以上上昇した。 TSMCの主要顧客であるNvidia、AMD、Broadcomも上昇。Nvidiaは午前の取引で3%近く上昇、世界で最も価値の高い企業としてAIプロセッサ市場をリードしている。AMDは6%上昇、Broadcomは約2%上昇した。これらの企業はすべて、AI向けカスタムチップや高性能処理基盤の開発でTSMCの最先端プロセス技術に依存している。 市場の信頼感が高まった背景には、TSMCの財務責任者・黄仁昭氏が「先進プロセス技術への需要が継続的に強まると予想される」と述べた点がある。これにより、半導体産業全体の需要基盤が堅調であるとの見方が広がった。 投資信託「VanEck半導体ETF」は3.5%上昇。Nvidia、TSMC、Broadcomを主要銘柄に持つ同ファンドは、上昇の中心となった。メモリメーカーのミクロン(第4位)は3%以上、半導体製造装置メーカーのラム・リサーチは6.5%上昇。アナログ・デバイスもほぼ2%上昇した。 今週末から始まる米国テック企業の決算シーズンを前に、市場はTSMCの好業績を前触れと捉え、AI関連企業への期待を高めている。次週にはインテルの決算が、その後にアップル、テスラ、メタ、マイクロソフトの発表が予定されている。TSMCの業績は、AIインフラの拡大が実体経済に根ざしていることを示す重要な指標となった。
