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Scale AI、製品品質の追求で課題に直面——競合CEOが指摘

MercorのCEO、ブレダン・フーディ氏が、AIデータラベリング企業Scale AIについて、製品の質やスケーラビリティへの注力が失われたと指摘した。20VCポッドキャストの最新回で、フーディ氏はScale AIの元CEO、アレクサンドル・ワン氏が販売や流通の面で優れていた一方で、「製品の質の向上」と「品質のスケーリング」への焦点が曖昧になったと述べた。彼は「これがビジネスにおける最大の課題だった」と強調した。 この発言に対し、Scale AIの広報担当者ジョー・オスボーン氏は、「Mercorが頻繁に弊社を名前を出して注目を浴びようとしているようだが、それは弊社の価値を認めている証拠かもしれない」とコメント。同社のデータ品質指標は過去最高水準にあり、市場リーダーとしての姿勢を貫いていると説明した。 Scale AIやMercor、Surge AIといった企業は、世界の主要AI企業向けに、数百万ものAIモデルの学習データを人間が手作業で整備する「データラベリング」を提供している。フーディ氏は、このビジネスの鍵は「優れた人材を適切に扱うこと」とし、Mercorの平均報酬はSTEM分野の作業者で時給95ドル、一般作業者で45ドルと、同業他社の約30ドル程度と比べて大幅に高いと説明した。一方、Scale AIの公式サイトによると、STEM専門家は時給30~50ドル、一般作業者は15~30ドルの範囲で報酬が設定されている。 さらに、6月にはScale AIがMetaから143億ドルの投資を獲得したが、その直後に同社のセキュリティ対策に重大な穴があることが暴露された。Business Insiderの調査で、Google Docsを用いてGoogleやMeta、xAIといった大手クライアントの機密データを管理していたことが判明。そのドキュメントは「機密」とラベル付けされていたにもかかわらず、リンクを共有すれば誰でも閲覧可能だった。同社はその後、アクセスを制限したと発表した。 7月には約200人の正社員(全体の14%)と500人の契約社員の削減が行われた。同社の代理CEO、ジャソン・ドリージ氏は内部メールで「過剰な組織構造と重複が生じ、ミッションの明確化が難しかった」と説明。この人事調整は、戦略の見直しの一環とされた。フーディ氏の発言は、こうした内部の混乱を背景に、製品の本質的な強化が失われたとの批判として読み取れる。

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