AIツール登場で証券株急落 LPLが11%暴落、業界にAIの脅威が広がる
人工知能(AI)の進化がソフトウェア株価を下押しした後、今度は金融株が直撃している。Tuesday、AIを活用した税務計画ツールの登場を受けて、金融サービス企業の株価が急落した。LPLファイナンシャルは約11%、チャールズ・シュワブとレイモンド・ジェイムズ・ファイナンシャルはいずれも9%以上下落。モーガン・スタンレーも4%の損失を記録した。 この動きの背景にあるのは、AIプラットフォーム「Altruist」が提供する新ツール「Hazel」の登場だ。Hazelは、顧客の確定申告書(1040)、給与明細、口座明細、会議メモ、メール、受託情報、CRMデータなどを読み取り、深層的な税務論理を適用して個別最適化された税務戦略を生成できると説明されている。これにより、ファイナンシャルアドバイザーが従来数日かけて行っていた業務を「数分」で処理可能となる。 市場は、この技術革新が既存の金融アドバイザリー業界の収益モデルを脅かす可能性を懸念している。特に、高収益を生み出す税務コンサルティングなどのサービスがAIによって代替され、企業のマージンが圧迫される恐れがあるとみられている。 これは今年初めに起きたソフトウェア株の下落と類似している。アントロピックが発表した最新AIモデルが、法律業務やソフトウェア開発の一部を代替できる可能性を示したことで、ServiceNowやLegalZoomなどに大打撃が与えられ、iShares Expanded Tech-Software ETF(IGV)は今年時点で19%下落している。 同様に、iShares U.S. Broker-Dealers and Securities ETFもTuesdayに4%下落。AIによる業務自動化が、金融業界の収益基盤を再構築する兆しを見せている。
