アマゾン、AI搭載「Alexa+」を全米のプライム会員に無料提供へ
アマゾンがAI搭載の新バージョン「Alexa+」を全米のユーザーに提供を開始した。同機能は、生成型AIを活用し、従来のAlexaの基本機能に加え、自然な会話対応や複数のタスクを連携して実行する「エージェント型」動作が可能になった。Prime会員はすべてのデバイスで無制限に利用可能。非Prime会員もアマゾンのウェブサイトやモバイルアプリを通じて無料で利用可能だが、一部機能に制限がある。 Alexa+は、旅行の行程作成、カレンダーの更新、レシピの保存・検索、映画の推薦、宿題のサポート、テーマの調査など、AIチャットボットと同等の多様なタスクを処理できる。また、TicketmasterやUber、Expedia、OpenTable、Yelpなどとの連携により、予約の手配やUberの手配といった複雑な作業も自動化できる。 同機能は昨年からベータテストを実施。当初は「会話が多すぎる」「不適切なタイミングで割り込む」などの批判があり、アマゾンはオンボーディングの見直しや、ユーザーが音声の好みを変更できる仕組みを導入。従来の「OG音声」もAIで音の抑揚を加えて復活させ、ユーザーの選択肢を拡大した。また、誰に話しかけられているか不明な場合に「それは私に向けた質問ですか?」と確認する仕組みも追加され、不必要な干渉を抑制。 Rausch氏によると、ベータ期間中のロールバック率は低く、ユーザーの満足度は高い。特にレシピ関連の利用は5倍に増加し、音楽再生回数も25%増加。Alexa+との会話回数は従来の2~3倍に達している。 現在、Alexa+はアメリカ国内で利用可能。今後、音声の個性設定や、より高度なカスタマイズ機能の追加も検討されている。非Prime会員向けには月額19.99ドルの有料プランも用意され、ChatGPT Plusと同等の価格帯。無料版の制限は主に乱用防止のため。今後、SamsungやBoseなどパートナー製品にも対応が拡大される予定。
