LinkedInCEOがAIで「超重要」なメールを起草 コピロットが「第二の脳」として活用
LinkedInのCEOであるレイアン・ロスランスキー氏は、極めて重要なメールの作成にAIを活用していると明かした。同氏は10月15日、サンフランシスコのオフィスで開かれたフォーラムで、AIを「自分自身に非常に詳しい第二の脳」と表現。特にマイクロソフトCEOのサティア・ナデラ氏や世界のリーダーたちへ送る「超重要なメール」において、AIの助けが不可欠だと語った。 ロスランスキー氏によると、現在のAIアシスタント「Copilot」は、単にメールを自動作成するのではなく、段階的に質問を投げかけ、返信の方向性を一緒に考えてくれる役割を果たしている。過去のやり方では「返信を自動作成」というボタン一つでAIにすべてを任せていたが、その結果、AIが適切な判断を下せないことが多かったと指摘。AIに「盲目的に返信を書かせる」のはリスクが大きいため、現在はAIを「プロセスのガイド」として活用している。 彼は「毎日、重要なメールには間違いなくAIの助けを使っている」と強調。AIの活用は単なる効率化ではなく、内容の質を高めるための戦略的手段だと説明した。 この傾向は、ロスランスキー氏に限らない。6月に発表されたギャラップの調査では、マネージャーや上層部のリーダーが、現場の従業員よりもAIを2倍以上活用していることが明らかになった。テクノロジーから小売業に至る幅広い業界で、経営陣がAIをコミュニケーションや文書のレビューに日常的に導入している。 ロスランスキー氏の発言は、AIが単なるツールではなく、高レベルな意思決定支援のパートナーとして企業のトップ層で定着しつつあることを示している。
