UberCEOが自転車運転手の雇用危機を警告 10~15年後に深刻な社会問題に
Uberのダラ・コスローシャヒCEOは、自律走行車の普及が将来的に多くの配車ドライバーの職を奪う「深刻な社会的問題」になると警告した。この発言は、「All-In」ポッドキャストが主催したサミットで行われ、同日、動画が公開された。会議で、ギグワーカーがAIに置き換えられることへの懸念について問われたコスローシャヒ氏は、今後5~7年間は人間ドライバーと自律走行車が共存すると予測した。しかし、10~15年後には、ドライバーの雇用喪失が本格的な課題になると指摘した。 「明確な答えはない。これは私たちだけでなく、多くの社会が直面する大きな課題だ」と語り、技術革新と雇用のバランスについての社会的対応の必要性を強調した。 一方で、UberはAIの進展に伴い、新たな働き方の機会も創出していると説明。同社のAIソリューション部門を通じて、データラベリングやAIモデルの学習データ処理といった、人間が行う新たな契約型業務を提供している。また、今後はこうした新しい形のオンデマンド仕事も拡大し、従来の配車や配達以外のスキルを活かせる仕組みを整備するとしている。 実際にアトランタやオースティンでWaymoと提携して実証運行中のロボタクシーは、人間ドライバーに比べて効率的であることが報告されている。しかし、一部のUberドライバーは、舗装のひび割れや路面上の障害物への対応能力に疑問を呈しており、技術の信頼性には課題があると指摘している。 コスローシャヒ氏は、AIが職を奪う一方で、新たな働き方を生み出す可能性にも言及。技術の進化に伴い、人々が適応できるよう、プラットフォームの働き方を柔軟に変えていく必要があると述べた。
