Founders Fund、最新成長ファンドを約 60 億ドルでクローズ
ピーター・スリル氏のファンド「Founders Fund」が、最新の成長期向けファンド「Founders Fund Growth IV」の資金調達が 60 億ドルに達しつつあると報じられています。関係者によると、外部投資家からの需要はファンドの受入能力を超えており、約 15 億ドルはパートナー自身の資金によるものです。この調達成功は、同社が前年 2023 年に 46 億ドルで閉鎖した第三成長ファンドからわずか 1 年余りで達成されたもので、同社の強力な市場地位を示しています。Founders Fund は 21 年間にわたり、AI クラウドの Crusoe、人事管理の Rippling、フィンテックの Stripe や Ramp、データ分析の Palantir などの成功したスタートアップへの初期投資で知られています。また、SpaceX や Flock Safety、テレイ・スティーブンス氏が共同創業した防衛技術企業 Anduril など、国防テクノロジー分野でも主要な出資者となっています。現在、Anduril は 600 億ドルの評価額で 40 億ドル規模の資金調達を行っているとのことです。同社の成長期資本の野心は既存ポートフォリオに限定されず、先月 AI 大手 Anthropic への直接的な出資にも乗り出しました。D. E. Shaw ベンチャーズなど他社と共同で、3800 億ドルの評価額で 300 億ドルの出資を行い、同社は OpenAI と並ぶ主要な AI 研究所の両方に大規模な出資を行う数少ない投資会社のひとつとなりました。ただし、同社は 2022 年初頭以来、新規の早期段階向けファンドを調達していません。2023 年に当時の 18 億ドルのファンドを半減させ、残額を改めて独立した早期段階ファンドに再割り当てした経緯があります。Founders Fund はコメントを控えていますが、この一連の動きは同社が成長期の企業支援に注力しつつ、市場環境の変化に応じて資金運用を柔軟に再編していることを示しています。
