Jabil、AIデータセンター向け電力管理強化のためHanley Energy Groupを買収
Jabil Inc.は2026年1月2日、データセンター向け電力管理ソリューションを手がけるHanley Energy Groupを約72500万ドル(税込み)で買収した。この取引は全額現金決済で実施され、今後、売上達成に応じて最大5800万ドルの連動支払いが発生する。Jabilは、この買収を通じて、AIデータセンターのラックレベルまで対応可能な電力管理・エネルギー最適化の能力を強化する。 Hanley Energy Groupは2009年に設立され、アイルランドのスタムレンとアメリカのアッシュバーンに本拠を置く。世界13拠点に850人のエンジニアを擁し、電力網からラックまでの一貫したミッションクリティカルな電力・エネルギー管理ソリューションの設計・開発・設置・稼働支援を提供している。 Jabilのマット・クロウリー氏(グローバルビジネスユニット執行副社長)は、「Hanleyの専門知識は、当社の既存のデータセンター電力管理技術と相乗効果を発揮し、ラックレベルでの導入・保守を可能にする」と語った。同社のエド・ベイリー氏(技術責任者)も、「AIハイパースケーラーの増加に伴い、データセンターの電力管理がさらに重要になる。今回の買収は、AIリーダー向けのカスタムソリューション提供戦略と一致している」と強調した。 Hanley Energy Groupのクライブ・ギルモアCEOは、「Jabilとの統合により、世界最高水準のデータセンター環境向けにスケーラブルでエネルギー効率の高いソリューションを提供できるようになる」と述べ、グローバル製造ネットワークとサプライチェーンの強化による成長機会を期待している。 同社のデニス・ノードンマネージングディレクターは、「これは単なる買収ではなく、データセンター電力管理の未来を変える契機だ」とし、持続可能で知能化されたインフラの構築を通じ、AIの可能性を最大限に引き出す支援を掲げる。 この買収は、AIの拡大に伴うデータセンターの電力需要増に対応する戦略的アクションとして、Jabilのグローバルインフラ事業の基盤を強化するものである。
