AI活用アルツハイマー病治療薬、IGC-AD1の第2相試験へ資金調達を実施
IGC Pharma(NYSE American: IGC)は、アルツハイマー病治療薬「IGC-AD1」の第2相臨床試験を推進するため、新たな資金調達を実施した。2026年1月5日、同社は複数の機関投資家と契約を締結し、株式77万9,997株を1株あたり0.30ドルで公開発行。総額約23万4,000ドルの資金調達が予想され、手数料などを差し引いた実質的な資金は事業運営および臨床開発に充当される。この発行は、2024年1月に米証券取引委員会(SEC)が承認したシェル登録申請書(Form S-3)に基づいて行われた。 同社のマクンダCEOは、「今回の投資家は科学的洞察力と長期的視点を持つ者たちであり、単なる資金提供者ではなく、経験とネットワークを通じてIGCの成長を支えるパートナー」と語り、今後の臨床プログラムの推進と市場への認知拡大に向けた支援を期待している。 IGC-AD1は、カンナビノイドを基盤とするアルツハイマー病のけいれん・不穏症状を対象とした第2相試験(CALMA試験)を進行中。同社はAIを活用して新薬の発見・臨床試験の最適化・患者ターゲティングを強化しており、アミロイドペイントを標的とするTGR-63や、タウ蛋白・代謝異常を対象とした早期開発プログラムも展開している。特許ポートフォリオも完全に構築済みで、革新的な治療法の開発を推進している。 ただし、同社は今後の事業に関する前向きな予測を含んでおり、製品の商業化や規制承認の失敗、AIアルゴリズムの誤作動、米FDAのカンナビス由来製品に対する姿勢変更、経済環境の悪化などのリスクが存在することを明記している。実際の成果は予測と異なる可能性があるとしている。 今回の資金調達は、AIを活用したアルツハイマー病治療薬開発における、実証可能な臨床進展を目指すIGC Pharmaの継続的な取り組みの一環である。
