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Nvidia、AIスタートアップに急投資 2025年だけで67件のVC参画

NVIDIAはAIブームの中心に立つ存在として、その影響力を広げ続けている。2023年以降、ChatGPTの登場を契機に、同社の売上、利益、現金保有高が急増。2025年には、PitchBookのデータによると、VC投資案件で67件に参加し、2024年の54件を上回るペースでAI関連スタートアップへの出資を拡大。NVentures(公式VCファンド)も2022年の1件から2025年は30件に拡大。NVIDIAは「ゲームチェンジャー」や「市場を創出する」企業を支援する戦略を掲げ、AIエコシステムの拡大を狙っている。 主な出資先をみると、2023年以降1億ドル以上の資金調達にNVIDIAが名を連ねた企業は多数にのぼる。OpenAIには2024年10月に1億ドルを出資し、1570億ドルの評価額で注目された66億ドル調達に参加。その後、2025年9月に「1000億ドルの戦略的提携」を発表したが、実行の保証はなく、今後は不確実性が残る。Anthropicには2025年11月、100億ドルの戦略的出資を表明。Microsoftと同様、300億ドル分のAzureリソースを契約。xAIには2024年12月、60億ドル調達に参加。20億ドルの出資枠を用意し、AI基盤の構築を支援。Cursor、Mistral AI、Reflection AI、Thinking Machines Lab、Crusoe、Nscale、Wayve、Figure AI、Scale AI、Perplexity、Poolside、Lambda、Black Forest Labs、CoreWeave、Together AI、Firmus Technologies、Uniphore、Sakana AI、Nuro、Imbue、Waabi、Ayar Labs、Kore.ai、Sandbox AQ、Hippocratic AI、Weka、Runway、Bright Machines、Enfabrica、Reka AIなども、1億ドル以上を調達する中でNVIDIAの出資を受けている。 特に注目すべきは、NVIDIAの出資が単なる資金提供にとどまらない点。CrusoeやNscaleは、NVIDIAのGPUを活用する「Stargate」プロジェクトのインフラを支える存在。Enfabricaは、CEOと主要メンバーの「 acquihire(買収型採用)」を含む9億ドル超の取引で、技術と人材を獲得。また、LambdaやWeka、Sandbox AQなど、NVIDIAのGPUを基盤にしたクラウドやデータ管理サービスの成長を支えている。 NVIDIAは、単にチップを販売する企業ではなく、AIの基盤を支える「インフラの中心」に位置づけられている。出資戦略は、自社の技術を広く普及させ、エコシステムを自ら育てるという、戦略的・長期的な視点に基づくものだ。2025年現在、NVIDIAはAIの「支配者」ではなく、AIの「土台を築く人」であると評価できる。

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