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アリババ、AI需要はバブルではなく実需──CEOがAIインフラに3800億元超を投じる方針

アリババのウ・イーディーCEOは、AI需要が過熱したバブルの兆候ではなく、実際の経済活動における本格的なAI導入によるものだと強調した。同社は2024年第二四半期決算発表会で、AI関連の需要が著しく高まっており、自社のインフラ拡張ペースでは追いついていないと明らかにした。ウCEOは「AIバブルの懸念はほとんど感じられない」と述べ、今後3年間はAIリソースの供給が依然不足する見通しを示した。 需要の背景には、製品開発や製造プロセス、企業支援など、実際のビジネス現場でのAI活用が広がっていることが挙げられる。また、同社が先週リリースしたAIアプリ「Qwen」は初週で1000万ダウンロードを突破し、市場の関心の高さを裏付けた。同四半期の売上高は2478億元(約348億ドル)で前年比5%増。一方、AIとコマース分野への大規模な投資により、営業利益が減少し、純利益は前年比53%減の206億元にとどまった。特に販売・マーケティング費は前年比2倍以上に膨らんだ。 アリババのクラウド部門は34%増の398億元を記録し、AI関連製品の採用拡大が成長の原動力となった。ウCEOは、2024年2月に発表した3年間で380億元をAIインフラに投資する計画について、「当初の予算はやや小さめだったかもしれない」と語り、今後さらなる拡大を示唆した。 一方、アリババの会長ジョー・ツァイ氏は3月のHSBC投資サミットで「バブルの兆し」を指摘しており、AIブームへの懸念が社内でも分かれている。米国の大手テック企業群も、AIインフラ拡充に向け、今年だけで3200億ドル規模の資本支出を計画している。 NVIDIAのジェンセン・ハウエンCEOは「AIバブルの話は聞こえるが、我々の視点ではまったく異なる状況だ」と否定。一方、OpenAIのサム・アルトマンCEOは「投資家の期待は現実を上回っている」と認めた上で、「AIは長年にわたり最も重要な出来事の一つだ」とも語るなど、業界の見解は分かれている。アリババの株価は今年、86%以上上昇し、AIへの市場の信頼が高まっている。

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