AI取引ツール「OpenClaw」に2000ドルを預けたバカな投資家が警告するべき教訓
「OpenClaw」を用いたAIによる自動取引に、多くの人が危険な誤りを犯している。このツールは、AIエージェントを活用した取引を容易にするとして注目されたが、実際には深刻なリスクを伴う使い方をしている者が多数いる。当初、このツールを「AIブームの空虚な延長」と見なした筆者も、数日後、その実態が極めて危険であることに気づいた。 OpenClaw(旧称 Clawdbot)は、Claude Codeを基盤にしたツールに外部APIを連携させるだけのものに過ぎない。実際の機能は限定的であり、AIの判断を信用して資金を預けることは、技術的知見のない人々にとって極めて危険な行為である。にもかかわらず、このツールは15万以上のスターを獲得し、TwitterやGmail APIと連携して自動投稿や取引を試みる者が相次いでいる。こうした行動は、長年にわたって積み重ねられてきたサイバーセキュリティの教訓を無視している。 筆者が特に問題視するのは、ある人物が「AIに2,000ドルを預け、自動取引を任せた」という事例だ。この行動は、AIの意思決定能力を過信し、リスク管理を放棄している典型例である。AIエージェントは、市場の変動や異常なパターンに対して適切に対応できず、予期せぬ損失をもたらす可能性が高い。ましてや、個人の資産をAIに一任するのは、極めて非現実的かつ危険な行為である。 AIを正しく使うには、あくまで補助ツールとしての位置づけが重要だ。正確なデータ分析、戦略の検証、リスク管理の確認を人間が行い、AIはその支援役に徹すべきである。AIに「意思決定権」を委ねるのではなく、人間が主導し、AIを「検証のためのツール」として活用する姿勢が求められる。 AIの力を活かすには、技術への理解と責任感が不可欠だ。無批判にAIに任せるのではなく、慎重な判断と監視体制を構築することが、真の「AI活用」の第一歩である。
