HyperAIHyperAI

Command Palette

Search for a command to run...

施耐德電気、AI搭載「ワン・デジタルグリッド」プラットフォームを発表 グリッド現代化とエネルギーコスト削減を支援

スネイダーエレクトリックは、電力網の近代化とエネルギーコスト削減を支援する「ワン・デジタルグリッド・プラットフォーム」を発表した。この統合型AI搭載ソフトウェアプラットフォームは、電力会社がインフラの老朽化を克服し、より強靭で持続可能な電力網を構築するための鍵となる。同プラットフォームは、スペインで開催された「エンリット・ヨーロッパ」および米ラスベガスの「イノベーションサミット北米」で同時にリリースされ、130カ国以上から集まった1万5000人以上の専門家が注目した。 同社エネルギー管理部門のエグゼクティブバイスプレジデント、フローリアン・ゴデメル氏は、「電力は進歩の基盤だが、単なる供給を超えて、耐性、信頼性、持続可能性が求められている」と強調。ワン・デジタルグリッド・プラットフォームは、計画、運用、資産管理を統合したモジュール式設計で、高コストなインフラ改修なしに革新を実現可能。AIとリアルタイムデータを活用し、電力の安定供給、効率向上、顧客とのコミュニケーション強化を実現する。 特にカナダでは、電力網の不安定さが年間数十億ドル規模の損失をもたらしている。同プラットフォームは、分散型発電の拡大、デジタル技術による効率化、網の近代化を加速する上で不可欠なソリューションとして位置づけられている。デジタルグリッド部門CEOのルベン・リアネス氏は、「迅速な対応がなければ、電力網の制約やコスト上昇が経済競争力に悪影響を及ぼす」と警告。プラットフォームは、再生可能エネルギーの統合や高度な機能拡張を可能にし、停電のコスト削減と網の安定性向上を支援する。 AI機能として、停電復旧予測(ETR)やAIアシスタント、ネットワークモデルの自動調整が搭載されている。ETRは天候、作業員の配置、過去の停電データを分析し、復旧時間の正確な予測を提供。AIアシスタントはリアルタイムのトラブルシューティングを支援し、オペレーターの意思決定を最適化。また、デジタルモデルと現実の不一致をAIで検出し、精度と信頼性を高める。 プラットフォームはマイクロソフトのAzure上に構築され、AI、セキュリティ、リアルタイム処理の基盤を提供。マイクロソフトのエネルギー・リソース部門幹部、ダリル・ウィリス氏は「AIとクラウドの力で、電力会社のイノベーションと効率化を加速する」と語った。 このプラットフォームは、スネイダーエレクトリックが長年にわたり蓄積したスマートグリッド技術を基盤としており、実績のあるADMSシステムを活用。調査機関フォレスト・コンサルティングによる評価では、導入によりコスト削減や運用効率の向上が実証されている。現在、同プラットフォームは正式に提供開始されている。

関連リンク