グーグル共同創業者、ブリンが自社AI「ジェミニライブ」を通勤中に実践利用
グーグル共同創業者であるセルゲイ・ブリン氏が、自らの通勤時間にGoogleのAI「Gemini Live」を実際に活用していることが明らかになった。スタンフォード大学で開かれたパネルディスカッションで、聴衆から「集中力を保つにはどうしていますか?車中で何を聞いているのですか?」と問われたブリン氏は、「車中ではよくGemini Liveと会話しています」と回答。具体的な例として、「データセンターを構築する際、何百メガワットの電力が必要か、それぞれの電源タイプのコストはどのくらいか」といった質問をAIに投げかけていると明かした。 Gemini Liveは、音声対応のAIチャットボットで、2024年5月のGoogle I/Oで初披露され、同年9月に無料で一般公開された。しかし、ブリン氏は現行の公開版について「まだ古く、十分な性能ではない」とし、「今後数週間で、私が利用しているより優れたバージョンをリリースする」と述べ、今後の進化に期待を寄せた。現行版は「古くさいモデル」を基盤としており、性能に限界があると説明した。 この発表は、GoogleがAIモデルの進化を急ぐ中で、Gemini 3の登場が業界に大きな影響を与えていることを示している。2023年11月に発表されたGemini 3は、視覚処理能力が向上し、Googleがこれまでで最も「正確性が高い」と位置づけるモデル。また、初のAIモードを検索機能に直接統合。ユーザーは「AIモード」をクリックするだけで、別アプリやサイトに移動せずに利用可能になった。 この動きは他社にも波及。メタのエンジニアらもGemini 3 Proにアクセスできるようになっている。パネル討論では、自身の発言が「自己宣伝に聞こえる」と笑いながらも、実際には「All In」などのポッドキャストも頻繁に聴いていると明かした。ブリン氏の行動は、自社開発AIを実生活で試す「ドッグフーディング」の実例として、AI開発の現場における信頼性と実用性の追求を象徴している。
