Google ClassroomにGemini搭載のポッドキャスト教材生成機能が登場
Googleは、Google ClassroomにGeminiを活用した新機能を導入し、授業をポッドキャスト形式の音声教材に変換できる仕組みを提供している。このツールは、ポッドキャストに親しむ学生の関心を引きつけることを目的としており、教員が簡単に学習内容を音声化できる。教員はGoogle Classroomの「Gemini」タブから起動し、対象学年や学習テーマ、学習目標を設定。さらに、登場人物の数や話し方のスタイル(インタビュー、円卓会議、カジュアルな会話など)をカスタマイズ可能で、教材の多様性と学習の没入感を高められる。 この機能は、Google Workspace Education Fundamentals、Standard、Plusのサブスクリプションユーザーに提供されており、教育現場でのAI活用を支援する一環として注目されている。米国では15~25歳のGen Z層の月間ポッドキャスト聴取者数が約3500万人に上るという調査もあり、ポッドキャストは学習資源としての地位を着実に築いている。大学の教育用ポッドキャストの増加や、学生が自発的に学習用シリーズを聴く傾向からも、この形式の教育効果が期待されている。また、繰り返し再生が可能であるため、授業を欠席した場合や理解が不十分な場合の復習にも有効だ。 一方で、教員の間ではAIツールの導入に伴う懸念も広がっている。特に、ChatGPTなどに依存して課題を提出する生徒の増加が問題視されており、Googleは「責任あるAIの活用」を呼びかけ、生成されたコンテンツは必ず教員が内容の正確性や教育的適切性を確認・編集すべきだと強調している。 Gemini for Classroomは2024年に初公開され、その後も継続的に進化。特に2024年6月には、授業のアイデア出しやカリキュラム設計、生徒向け教材のカスタマイズを支援する機能が大幅に強化された。教育現場におけるAIの役割を再定義する動きとして、このツールは教育の多様化と個別化を加速させる可能性を秘めている。
