OpenAI、GPT-5.1を発表「より人間らしく、パーソナリティ選択肢も拡充」
OpenAIは10月16日、GPT-5の後継モデル「GPT-5.1」のリリースを発表した。同社はこのアップデートを「ChatGPTをより知的で、会話しやすいものにした」と評価。新モデルには「GPT-5.1 Instant」と「GPT-5.1 Thinking」の2種類が登場。前者は「より温かみがあり、指示の理解が向上し、知能が強化された」とされ、後者は「簡単なタスクではより高速かつ使いやすく、複雑なタスクではより持続的に対応できる」と説明されている。通常、ユーザーの質問に応じて最適なモデルが自動選択される仕組みも導入された。 GPT-5.1は今週からChatGPTユーザーに順次提供され、旧モデルのGPT-5は3か月間、レガシーモデルメニューで利用可能となる後、非表示となる。また、会話のトーンをカスタマイズできるパーソナリティプリセットが拡充され、現在は「デフォルト」「プロフェッショナル」「フレンドリー」「率直」「ユニーク」「効率的」「マニアック」「皮肉屋」の8種類が利用可能。さらに、一部ユーザーに「設定から直接ChatGPTのスタイルを微調整する実験機能」が提供開始される。 OpenAIアプリケーション部門のCEO、Fidji Simo氏は「8億人以上がChatGPTを使っている今、一括対応はもはや不適切だ」と指摘。多様なニーズに応えるためのカスタマイズの重要性を強調した。 しかし、GPT-5の発表は当初、期待に応えられず、多くのユーザーが「微増の進化」に不満を示した。特に、GPT-5をデフォルトにした点に批判が集中。その結果、発表から1日後にGPT-4oの再選択が可能になる措置が取られた。同様に、戦略的パートナーのMicrosoftも、GPT-5の実力に満足できず、Anthropicのモデルを次世代AIの基盤として採用。Copilot Researcher、GitHub Copilot、Copilot Studio、Office Agentなどに活用されている。 GPT-5.1の発表は、同社が前回の評価低下から学び、より柔軟でユーザー中心の進化を図っていることを示している。今後、AIの「人間らしさ」や「使いやすさ」の追求が、競争の鍵となる。
