AIバブル論争:アーム、ゲイツ、カビンら13人のテックリーダーが今後の行方を語る
人工知能(AI)ブームの持続性について、世界の主要なビジネスリーダーたちが意見を分かち合っている。OpenAIのサム・アルバートンCEOとビル・ゲイツ氏は、AI市場が「バブル」の兆しを見せていると警告している。ゲイツ氏は、2023年10月のCNBCインタビューで「インターネットバブルに似た過熱状態」と指摘。AIの価値は極めて高いが、過剰な投資が行われる中で、一部の企業は電力コストの高いデータセンターを無駄に建設するなど、失敗する可能性が高いと述べた。彼は「AIは人生で見た中で最大の技術的進歩」としつつも、過剰な期待に注意を促した。 一方、マーク・キュービン氏は、AI関連企業の質の高さを評価し、バブルの可能性は限定的だと見ている。同氏は、上場企業の実力が堅実である点を強調。また、NVIDIAのジェンセン・ファンCEOは、自社がAIサービスを積極的に利用していると明言し、バブル論を否定。Metaのマーク・ザッカーバーグCEOも、AIの進化が継続し、需要が拡大する限り、バブル崩壊は避けられると指摘。ただし、進化が止まれば危険性は高まるとして、リスクは「進化を怠ること」だと語った。 OpenAIのブレット・テイラー会長も、AIは経済に大きな価値をもたらす一方で、バブル状態にあると認める。彼は、ドットコムバブル時代に失敗した企業の多くが「時代に先んじていた」例もあったとし、AIも同様に、一部のアイデアは今後成熟することで成功する可能性があると述べた。 一方、アマゾンのジェフ・ベゾス氏は、AIのバブルが社会全体に恩恵をもたらすと前向きに評価。アリババのジョー・ツァイ氏は、AI投資の一部に懸念を示すが、全体としての成長は確実と見ている。また、AMDのリサ・スーCEOは、「バブル論は本質を見誤っている」とし、AIの基盤技術の進展が真の価値だと強調。一方で、C3.aiのトム・シーベルCEOは、OpenAIの評価が高すぎるとして、過大評価の可能性を指摘した。 結論として、AIの将来性に賛否は分かれているが、多くのリーダーが「技術の進化と実用化の継続」こそが、バブルを回避する鍵だと共通認識を示している。
