レノボとNVIDIA、ギガワット級AI工場プログラムを共同で展開
レノボとNVIDIAは、CES 2026で開催された「Tech World @ CES」にて、ギガワット規模のAIファクトリー構築プログラム「Lenovo AI Cloud Gigafactory with NVIDIA」を発表した。この提携は、企業向けAIの本格展開を加速するためのもので、ハイブリッドAI環境の構築を迅速かつ効率的に行うことを目指している。レノボの楊元慶会長兼CEOとNVIDIAの黄仁勲CEOが共同で登壇し、AI時代における「計算力」だけでなく「結果の迅速な実現」が価値の鍵であると強調した。 この新プログラムは、AIクラウドプロバイダーが次世代AIワークロードを数週間で本格稼働可能にする仕組みを提供。レノボの液体冷却技術「Neptune」、NVIDIAのブラックウェルUltraアーキテクチャを搭載したGB300 NVL72システム、およびグローバルな製造・サービス基盤を統合。特に、72基のBlackwell Ultra GPUと36基のGrace CPUを1ラックに集約した高密度設計が、トランジスタ数が膨大なアジェントAIや物理AI、HPCアプリケーションに対応する。 また、NVIDIAの新プロダクト「Vera Rubin NVL72」も同プログラムに統合。72基のGPU、36基のCPUに加え、ConnectX-9 SuperNIC、BlueField-4 DPU、Spectrum-X Ethernetを搭載し、超低遅延ネットワークと高いスケーラビリティを実現。NVIDIA Spectrum-6およびフォトニクススイッチによる高速ネットワークにより、大規模AIトレーニングと推論の要件を満たす。 レノボは、AIクラウドプロバイダー向けに設計・製造・統合・運用までを一貫して提供する唯一の企業であり、世界トップ10のパブリッククラウドの8社を支えている。同プログラムでは、AIネイティブプラットフォームやNVIDIA AI Enterprise、オープンモデル「Nemotron」との連携により、業界特化型のAIワークロードを迅速に展開可能。全ライフサイクルのサポートサービスにより、ファクトリー立ち上げ時間を短縮し、ビジネス価値の実現を加速する。 この提携により、企業はAI投資から成果への道筋を大幅に短縮できる。レノボは、AIファクトリーの設計から運用までをフルスタックで提供し、グローバルなインフラ基盤を活かして、安全で独自性のあるAI環境を迅速に構築できる体制を整えた。
