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AI基盤ラボは映画スタジオと同じ——Scale AI幹部がGPTシリーズの「短期的価値」を指摘

Scale AIのエンタープライズアプリケーション担当責任者、ベン・シャーフシュタイン氏は、AIの基礎モデル開発企業がソフトウェア会社ではなく、映画スタジオに似ていると指摘した。アーティフィシャル・インテリジェンスの専門投資会社a16zが公開したポッドキャストで、彼は「AIのファウンデーションラボは、ソフトウェア会社よりも映画スタジオに近い」と明言した。その理由として、これらの企業が「アベンジャーズ」のような大作映画に巨額の投資を行い、短期間で収益を回収する必要がある点に類似していると説明した。 シャーフシュタイン氏は、OpenAIやMeta AIがGPTやLlamaといったモデルシリーズを次々と展開していることについて、「10億ドル規模の投資をし、18か月ほどでリターンを得るが、その後は急速に時代遅れになる」と述べた。これは、映画のヒット作が数年で話題から消えるのと同様だとした。彼は、こうしたモデルが「映画の続編」として展開され、後にゲームやソフトウェアに変換されることもあるが、現時点では「コンテンツ制作企業」の性質が強いと強調した。 Scale AIは、OpenAIのGPT-4やMetaのLlama 2、CohereのCommandなどのモデルを活用して企業向けの生成AIソリューションを開発している。同社は6月にMetaから143億ドルの投資を受け、AIデータラベリング事業でグーグルやMetaなどの大手テック企業と提携している。 一方、同社は昨年、生成AI分野に過剰な人材を投入し、他の部門(特に公共部門向け)が人員不足に陥ったとし、先月に1,400人の従業員のうち14%(200人)を削減した。内部メールでは、暫定CEOのジェイソン・ドロージ氏が「GenAIの拡大スピードが速すぎた」と説明している。 このように、AIモデルの開発は短期間で大きな成果を出す一方で、持続可能性や組織的バランスの難しさも浮き彫りになっている。シャーフシュタイン氏の見解は、AI産業のビジネスモデルが「一時的なブーム」に近い現実を突きつけている。

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