オーバーAIのアルトマン、IPOに向け「CEOとしての興奮は0%」と明言
OpenAIのCEOであるサム・アルバートマン氏は、同社が上場企業になることについて「0%の期待感」と述べた。自身が公開企業のCEOとなることについては、「まったく楽しみではない」と明言した。これは、『Big Technology Podcast』に出演した際の発言であり、公開された動画は木曜日に配信された。 アルバートマン氏は、「プライベート企業であることは素晴らしい」としながらも、資金調達の必要性から、いずれは株主制限を超えて公開市場への進出を余儀なくされるだろうと述べた。彼は、「公共市場が価値創造に参加できるのは素晴らしいこと」とも語ったが、自身の役割としてのCEOとしての責任感には重きを置いていた。 同氏は2015年に11人の共同創業者と共にOpenAIを設立。2022年のチャットボット「ChatGPT」のリリース以降、同社の価値は急騰。現在、週間利用者は8億人に達し、オリクル、NVIDIA、AMDといったテック大手との包括的契約締結も進んでいる。2023年10月には、第2次資金調達を通じて5000億ドルの評価額を達成。一時的にイーロン・マスク氏率いるスペースXを抜き、世界で最も価値のあるプライベート企業となったが、その後はスペースXが再び首位を奪還している。 さらに、情報メディア『The Information』によると、OpenAIは今後、7500億ドルの評価額で数十億ドル規模の資金調達を検討している。上場準備の動きも顕著で、ロイターは同社が2026年下半期にも証券当局への申請を検討していると報じている。 しかし、同社が来年中に上場するかどうかを問われたアルバートマン氏は、「分からない」と答え、「我々は非常に遅れて上場するだろう」と述べた。彼の発言は、成長を続けるAI企業としてのビジョンと、公開市場における責任の重さを慎重に考慮する姿勢を浮き彫りにしている。
