マーチェックス、第3四半期決算とアーチェニア買収の基本合意を発表
マーチェックス(Marchex, Inc.)は2025年11月13日、第3四半期(9月30日終了)の財務結果と、アーチェニア(Archenia, Inc.)の株式100%を取得する予備合意を発表した。同社はAIと会話型インテリジェンスを活用し、企業の営業効率と収益成長を支援する企業として知られる。 第3四半期の売上高は1,151万4,000ドル(前年同期1,255万3,000ドル)で、一時的な技術プラットフォーム移行による収益の希薄化が見られたが、調整後EBITDA(経常利益)は110万ドルに改善。これは2025年第2四半期比約50%の増加であり、経営の効率化と運営レバレッジの強化を示している。同社は2026年には収益成長率が年間10%程度に達すると予想しており、収益拡大と経費削減の両方で調整後EBITDAマージン10%以上を達成できると見込んでいる。 2025年を通じて、マーチェックスは新製品の展開を加速。特に、業界別ベンチマーク分析機能「AIベンチマーク」(10月導入)、第三者AIエージェントのパフォーマンス最適化ツール「AgentAIオプティマイザー」、および企業独自データを検索可能なビジネス向け大規模言語モデル「Marchex Engage GPT」の導入を予定している。また、医療業界向けと高齢者ケア業界向けのAI駆動型ソリューションも発表。これらの製品は、患者の獲得率向上やマーケティング費用の最適化を実現する。 さらに、アーチェニアとの合併予備合意に基づき、マーチェックスはアーチェニアの株式を取得する予定。支払いは1,000万ドルの転換社債(年利6%)と、業績達成に応じて発行される最大400万株の株式で構成される。アーチェニアは、AIによる消費者意図のリアルタイム分析と成果報酬型の顧客獲得モデルを提供する企業で、2025年上半期の売上高は1,400万ドル以上、調整後EBITDAは黒字と見込まれる。 マーチェックスは、この合併によりAI駆動の成果最適化プラットフォームが構築され、業界特化型のインサイト、自動化されたアクション、検証可能な成果を統合することで、収益規模の拡大とマージン改善が期待できると強調している。合併の最終決定は2026年上半期を予定しており、株主承認や監査財務諸表の取得を条件としている。
