武大2025学術サービス月、「人文社科×医学」跨学際サロントークでAI医療・健康治理の未来が議論
11月13日、武汉大学2025年学术服务月にて「人文社科+医学」跨学科サミットが開催された。本イベントは人文社会科学研究院と泰康医学院(基礎医学院)が共同主催し、同大をはじめとする中南病院、華中科技大学同濟医学院、同濟病院、武漢市中心病院、武漢市精神衛生センター、华润武鋼病院などから50名余りの専門家が参加した。 サミットは泰康医学院の魏蕾教授が司会を務め、6名の専門家がそれぞれの分野から基調講演を行った。人文社科分野では、経済管理学院の魏立佳教授が「人工知能+医療意思決定」をテーマに、データ駆動型アプローチが診療プロセスの最適化に果たす可能性を示した。法学院の張紅教授チームは「脳機インターフェース技術の倫理的治理」を論じ、技術進化に伴う法的境界と規制枠組みの必要性を指摘。情報管理学院の陸泉教授は「スマートヘルスとスマート医療」の実践例を紹介し、大規模データとAIの医療分野への統合的応用の未来を展望した。 医学分野では、泰康医学院の梅龍教授が光遺伝学を用いた母性行動の神経メカニズム解明を報告。武漢市中心病院の慢病管理センター長・丁勝医師は「医・防連携による地域慢病管理の推進」、武漢市精神衛生センターの宋晋副院長は「腸内微生物叢と精神健康の関係」をテーマに、それぞれ実践的知見を共有した。 質疑応答では、AIやビッグデータが医療意思決定や慢病管理に与える影響、並びにその倫理的課題について活発な議論が交わされた。参加者たちは、本サミットが研究の視野拡大と共同研究の契機を生み出す貴重な場であると評価。今後、スマート医療や健康政策の分野での実質的連携の可能性に期待が寄せられた。 2025年学術サービス月は人文社会科学研究院が主導し、「交差融合・デジタル・インテリジェンス・イノベーション・若手研究チーム」の3大柱で構成。10月中旬から11月下旬にかけて12回の学術イベントが集中開催され、多分野の連携を促進し、若手研究者のイノベーションを支援するオープンで協働的な学術環境の醸成を目指している。
