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オーレリアン、911通報対応にAIコ・ピロット「コラ」を導入、スノホミッシュ郡で実証。同社のラリディン氏がAI価値測定の革新で2025年インテリックス賞受賞。

米ワシントン州シーリーを拠点とするAurelianは、緊急通報センター(ECC)と公共安全応答ポイント(PSAP)専用に開発されたAIプラットフォームとして、911通報対応の現場で活用できるAIコ・ピロット「Cora」の提供を発表した。同社は、Snohomish郡(スノーホミッシュ郡)のSNO911と共同でCoraの初期導入を実施。SNO911は約85万の住民をカバーする米国で最も大規模な緊急通報機関の一つであり、Coraの導入は全国で先駆的な取り組みとなる。Coraは、911通報者がリアルタイムで対応する緊急通報の際に、画面に表示される「ヘッドアップ・ディスプレイ」形式で支援する。通報内容の自動音声認識、事案種別(例:心停止、火災、犯罪)の自動判別、そして各機関に合わせた標準作業手順(SOP)に沿ったステップバイステップのガイドを提供。人間の通報担当者が100%の制御を保ちながら、AIが「肩の上に立つトレーナー」のように、正確性と一貫性を確保する支援を行う。 Coraの導入背景には、通報担当者が極めて高いストレスと認知負荷にさらされる現場の課題がある。Aurelianのマックス・キーナンCEOは「911通報担当者は、すべての通報で完璧を求めるが、Coraはその負担を軽減し、命を救うために最善の対応を可能にする」と強調。Coraは、既存のCAD(Computer-Aided Dispatch)システムと連携可能で、カスタマイズ可能なインターフェースを備え、各機関の作業フローに自然に溶け込む。同社の既存サービス「Ava」は、非緊急通報を35言語で0秒の待機時間で自動処理。緊急事案と判別された場合、Avaが収集した通報者情報、位置、事案内容がCoraに自動引き継がれ、通報担当者がスムーズに次の対応に移行できる。これにより、通報処理時間の短縮とミスの削減が実現。 SNO911のカート・ミルズ長は「Avaの導入で非緊急通報の効率化が実現したため、Coraの導入も即座に前向きに検討。Coraは通報担当者の心的負担を軽減し、集中力と正確性を保つ手助けになる」と評価。Coraは、通報処理のスムーズさ、画面切り替えの削減、一貫性の向上を早期に実証している。 一方、AIの企業内導入におけるROI(投資対効果)の可視化を支援するLarridinは、2025年Intellyxデジタルイノベーター賞を受賞。同社は、AIの利用状況、熟練度、実際の業務への影響を測定する「AI実行インテリジェンスシステム」を提供。CFOやCIOがAI投資の効果を示す必要が高まる中、Larridinは、従来のログイン数や利用時間ではなく、ブラウザやデスクトップレベルでの「デジタル労働」の実態を可視化。同社のラス・フライダンCEOは「AIの効果は、単に使っているか否かではなく、『何を、どう、誰が、どの程度』行っているかで決まる」と指摘。1700万ドルの資金調達を背景に、AIの効果を戦略的に管理・拡大する基盤を提供。2026年5月の「AIホット100サミット」で同社CTOがAIのROIをテーマに基調講演を予定。AurelianとLarridinは、AIの現場応用と企業内管理の両面で、AIの実効性を高める新しい枠組みを提示している。

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