Aeva、物理AI向けコンパクト4D LiDAR「Omni」をCES 2026で発表。360°×90°広視野で短距離高精度感知を実現
Aeva社は2026年CESで、物理AI用途向けに世界初のコンパクトで広視野の短距離4D LiDARセンサー「Aeva Omni™」を発表した。同社とLG Innotekの共同開発によるこの新製品は、水平360度、垂直90度のパノラマ視野を実現し、自律走行車、ロボット、ドローン、防衛機器、倉庫自動化、スマートインフラなど幅広い分野での高精度な環境認識を可能にする。Aevaの独自技術である周波数変調連続波(FMCW)を基盤に、位置と速度を同時に検出でき、日光や他のLiDARからの干渉、反射物体によるブローミングやゴースト現象に対しても耐性がある。 Omniは直径85mmのコンパクトなサイズながら、最大80メートルの検出距離と高解像度の点群データを提供。動く人や機械、設備が複雑に交錯する環境でも、リアルタイムで障害物を検知・分類し、安全な経路計画を支援する。IP68およびIP69Kの防塵防水性能により、雨、砂塵、霧、高圧洗浄環境でも安定動作が可能で、厳しい産業現場での連続運用に適している。 Aevaの共同創業者兼CTOであるミナ・レズク氏は、「Omniは、広視野かつ高精度な近距離感知をコンパクトな形で実現し、自律移動ロボットや無人機、スマートインフラの安全性と能力を飛躍的に向上させる」と強調。既存の長距離用LiDAR製品と組み合わせることで、近距離から超長距離まで一貫した4D感知プラットフォームを構築可能となる。 Omniは2026年後半に早期導入向けプロトタイプを提供し、2027年に量産化を予定。AevaはCES 2026で本社ブース(6919)およびLG Innotek(3800)とAGC(6653)の提携ブースでも技術を展示。Aevaは、LiDAR-on-Chip技術とシステムオンチップ処理、AIアルゴリズムを統合した次世代感知技術により、自動運転、工場自動化、スマートインフラ、ロボット分野の自律化を加速する使命を掲げている。
