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アムプリテッド、AIネイティブ化に向け5社買収、エンジニアの懐疑心を打ち破る猛攻勢

米国に本拠を置くデータ分析企業アマピュテ(Amplitude)は、2024年10月以降、AIへの本格的転換を進めてきた。同社は2021年に上場し、ピーク時には株価が84.80ドルに達したが、その後は大きく下落し、2025年1月に10.25ドルで取引されていた。その状況を打開するため、CEOのスペンサー・スケイツ氏は「AIネイティブ企業」への変革を宣言。AI関連のスタートアップ5社を買収し、AIに精通するエンジニアの採用や、CursorやGitHub Copilotの全社導入、社内AI週間の実施など、大規模な取り組みを展開した。 スケイツ氏は2023年から2024年半ばまで、AI業界を「格安の宣伝屋」や「幻想的な売り込み」の場と見ており、懐疑的だった。しかし、2024年中盤に「分析分野に2〜3年以内に画期的な進展が起きる」と認識し、自らが変革の主導者になる決意を固めた。 その第一歩として、AI経験を持つウェイド・チェンバース氏を最高技術責任者(CEO)に迎え入れ、1%だった社内AI利用率を急上昇させた。また、チャットボットスタートアップ「Command AI」をはじめ、June、Kraftful、Inari、InfiniGrowなど5社を買収。KraftfulのCEOだったヤナ・ウェリンダー氏は、買収後にアマピュテのAI責任者に任命され、社内の開発サイクルを週単位に短縮。以前は月1回のリリースだったが、AI時代に即応するスピードを確立した。 社内では「AI週間」を実施。全エンジニア・プロダクト・デザインチームを一時的にオフラインにし、リーダーが実際にAIでコードを生成する「ビーブコーディング」を体験。当初はうまくいかなかったが、参加者の意識変化を促す有効な手段となった。また、AIに熱心なエンジニア(「ジーロッツ」)が先導し、社内での利用が拡大。3月にはCursorの利用者が14人にとどまっていたが、12月には174人にまで増加。年末の低下は休暇の影響とみられる。 成果として、開発生産性は平均40%向上し、特定チームでは300〜400%の飛躍が報告された。当初の懐疑的なエンジニアも、実績によって納得。スケイツ氏は「AIの価値は『魔法』ではなく、戦略的投資と継続的な改善の結果」と強調。同社の取り組みは、企業がAIを本格導入する際の実践的モデルとなり得る。

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