NVIDIA、言語・生物学・ロボット分野のオープンモデルとデータを公開しAI革新を加速
NVIDIAは、言語、生物学、ロボティクス分野における新たなオープンソースAI技術を発表し、AIイノベーションの加速を推進すると発表した。同社は、開発者向けに高効率な推論、高精細な世界生成、インタラクティブな物理AIシステムを実現するためのモデル、データ、ツールを、NVIDIA Nemotron(推論AI)、NVIDIA Cosmos(物理AIプラットフォーム)、NVIDIA Isaac GR00T(ロボティクス)、NVIDIA Clara(医療・生命科学)の各ファミリーとして提供する。これらの技術は、Hugging Faceに寄与され、世界中の開発者が自由に利用できるようになる。 NVIDIA Nemotronは、視覚認識、情報取得、生成、推論を統合した専門的なAIエージェントの構築を可能にする。新しく公開されたNemotronデータセットには、マルチモーダル学習、多言語キャラクター、プライバシー保護型合成個人情報などがあり、モデル開発を支援する。また、合成データ生成向けのNeMo Data Designerや強化学習向けのNeMo-RLツールもオープンソースで提供される。 主要ソフトウェア企業がNemotronを活用してエージェント型AIを構築。ServiceNowは、Nemotronを基にした「Apriel 2」モデルを開発し、ドキュメント分析やカスタマーサービス分野でトップクラスの性能を実現。同社CEOのBill McDermott氏は、「オープンモデルが企業変革の次世代を切り開いている」と評価した。 物理AIとロボティクス分野では、世界最大規模のオープンデータセットとして、米欧各地の1,700時間分のマルチモーダル走行データとGR00T学習データを公開。Amazon Robotics、Figure AI、Agility Roboticsなど、複数の企業がこれらのモデルを活用してロボットの行動学習や実世界AIエージェントの展開を進めている。 医療・生命科学分野では、NVIDIA Claraに新たなオープンモデルが加わり、医療画像解析や科学的発見の加速が期待される。 これらのモデルは、DGX Cloud、Hugging Face、OpenRouter、Microsoft Azure AI Foundryをはじめ、Google Vertex AIなど主要クラウドプラットフォームでも利用可能。NVIDIA NIMマイクロサービスとして、プライバシーと制御性を確保した展開も可能。 NVIDIAは、米国のAIイノベーションを支えるオープンエコシステムの構築を進めており、技術の透明性と責任ある利用を推進している。
