Jacobs Andreas と Brett McGuire が Edgerton Award 受賞
マサチューセッツ工科大学(MIT)は、電気工学・コンピュータ科学部門のジェイコブ・アンドレアス准教授と化学部門のブレット・マクガイア准教授を、2026 年度のハロルド・E・エドゲトン教員業績賞の受賞者に選定しました。この賞は 1982 年に設立され、若手教員に対する研究所教授エドゲトンの貢献を記念し、教育・研究・奉仕における卓越した功績を称える目的で毎年授与されています。 アンドレアス准教授は 2019 年に着任し、人工知能研究所に所属しています。彼は計算言語学を基盤とした自然言語処理(NLP)研究で知られ、コンピュータと人間の能力格差を埋める構成的一般化の理論を確立しました。特に、少量のデータから文法規則を学習する新しいモデルの開発や、社会倫理を考慮したカリキュラム改革により、MIT の NLP 教育の世界的地位向上に貢献したことが評価されました。同氏はサムスン AI 研究者賞や Sloan 研究賞など多数の受賞歴を持ち、難易度の高い授業を数多く手掛ける優秀な教育者でもあります。 マクガイア准教授は 2020 年に着任し、2025 年に准教授に昇格しました。彼の研究は物理化学、分子分光、観測天文学が交差する領域にあり、宇宙空間の低温環境でポリサ化炭素水素化合物を発見した功績により、惑星形成における炭素の役割に関する理解を深めました。この発見は天体化学に新たな道を開いたものとされています。また、150 人から 500 人が受講する一般教育課程「化学科学の原理」の授業を担当し、独自に作成した教材とユーモアを交えた解説で学生から絶大な支持を集めています。学生からは「講義が科学ショーのようだった」と高く評価され、指導力と教員としての奉仕精神が称賛されています。 両受賞者は、その専門分野における画期的な発見と、学生への情熱的な指導により、エドゲトン賞の趣旨に合致する卓越した貢献を果たしたと判断されました。マクガイア准教授は受賞を喜び、「研究、教育、奉仕のすべてで MIT と化学部門から大きな成長の機会を頂いた。今後もこの一風変わったコミュニティと素晴らしい発見を続けていきたい」とコメントしています。
