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マスクとオルトマン、OpenAIを巡り再び対立 AI界の対決が表面化

エロン・マスクとサム・アルトマンの間で、OpenAIを巡る対立が再燃した。2025年3月、X(旧Twitter)上で両者による新たなやり取りが発生。マスクは「あなたは非営利団体を盗んだ」と投稿し、アルトマンがテスラの注文をキャンセルしようとしたことに反発。この発言は、2015年にマスク、アルトマン、イリヤ・サツケーバー、グレッグ・ブロクマンらが共同設立した非営利AI研究機関・OpenAIの歴史的対立を再び浮き彫りにした。 当初、OpenAIは「Googleに抗するためのオープンソース・非営利組織」として設立された。しかし、マスクは2018年に取締役を退任。その後2023年、自ら競合AI企業「xAI」を設立。一方、アルトマンはOpenAIのCEOとして、ChatGPTの発表(2022年)を契機に同社を世界有数のAI企業へと成長させた。 アルトマンはマスクの発言に反論し、「あなたが放棄した組織を、私は非営利団体として世界最大の規模にまで育てた」と指摘。また、マスクがかつて「OpenAIをテスラに吸収させ、非営利化を廃止する」と発言していた点を挙げ、「成功確率0%と予言したあなた自身が、今や優れたAI企業を手にしている」と反論。最後に「どうして皆で前を向くことができないのか」と、和解を呼びかけた。 この対立は2023年以降、法廷でも顕在化。マスクはOpenAIとアルトマンを相手に訴訟を提起。法廷文書では、アルトマンとブロクマンが「AIの危険性」を口実にマスクを誘い、非営利組織の設立に誘導したと主張。また、OpenAIの非営利から営利法人への移行を阻止するための仮処分を求めるも、2023年10月、同社は「OpenAI Group PBC」として営利化を完了。 同社は、非営利団体「OpenAI Foundation」が営利子会社の株式を保有し、現在の評価額は約1300億ドル。これは、歴史上最大規模の財団的資源を有する組織と位置づけられている。営利子会社と非営利団体は、AIの進展に伴う課題と機会の解決を共に目指すとしている。 この対立は、AIの開発と経営の在り方、非営利性の意味、そしてリーダーシップの信頼性を問う、現代のテクノロジー界の象徴的な出来事となっている。

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