xAI の共同創業者が退任
イーロン・マスク率いる人工知能(AI)企業xAIの共同創業者であるマヌエル・クロイス氏が同社を離れることが Insider などの情報筋によって明らかになった。クロイス氏は「Makro」という名でも知られ、2023 年にマスク氏らとともに 11 人のエンジニアで同社を立ち上げた一人である。この離職により、設立からわずか 1 年強で創業者の 10 人が辞任することとなった。2024 年 1 月以降、張国棟やダイ・ツィハン、トビー・ポルヘン、ジミー・バ、トニー・ウー、ゲグ・ヤンらが続々と退社しており、マスク氏とテスラから移籍したロッシ・ノルダー氏のみが他の創業者として残っている状態だ。クロイス氏は社内で大規模データセットを用いたモデルの事前学習を指揮し、マスク氏に直接報告を行っていた。また、張氏とともにコード作成能力を向上させるプロジェクトにも携わっていたが、マスク氏は先日開催されたアバンダンス・サミットで「xAI はコーディング面で競合他社に遅れを取っているが、今後はそれを上回る目標を持っている」と述べており、同分野での強化が急務となっていると見られる。クロイス氏の経歴には Google や DeepMind での勤務経験があり、xAI 設立後はコードモデルの高度化に貢献していた。マスク氏は数週間前に同社で組織再編を進め、数十人の直接部下を直接管理下に置き、テスラやスペースXから多数の人材を投入したと明らかにしている。同時に、数十人の従業員を削減し、過去にオファーや面接を断った有能な人材の再招聘も進めているとしている。今年初めにスペースXによって買収されたxAI は、年内に初期公開(IPO)を実施する可能性が示唆されており、市場価値は 1 兆 5000 億ドルに達すると予測されている。この人事の混乱は、同社が「最初に適切に構築されなかったため、根本から再構築されている」というマスク氏の発言とも一致しており、急速な成長の過程で生じた調整の過程と捉えられている。
