TechCrunch Disrupt 2025:初日、スタートアップの未来がここに集結
2025年、サンフランシスコのモスコーン・ウェストで開幕したTechCrunch Disrupt 2025は、1万を超える起業家、投資家、開発者たちでにぎわい、次世代テクノロジーの行方を描く一大イベントに。初日から「Startup Battlefield 200」のピッチ大会が注目を集めた。20社の早期スタートアップが、世界の主要VCの審査員の前で技術とビジョンを披露。10万ドルの無株式賞金と「Disruptカップ」を賭けた熾烈な戦いが展開された。審査員にはGV、Index Ventures、Sequoia Capital、NVIDIA、OpenAI関係者らが名を連ね、注目度は一際高かった。 AIの最前線では、AI Disruptors 60が発表され、2025年のAI分野をリードする60の新興企業が紹介された。Google DeepMindとGoogle Cloudの登壇者らは、AIとクラウドの連携による次世代開発の可能性を語った。Space Stageでは、Varda Space IndustriesのWilliam Bruey氏が「宇宙で作る次世代サプライチェーン」を、WaymoのTekedra Mawakana氏が「自律走行の現実と課題」をそれぞれ語り、宇宙開発の実用化が加速していることを示した。 IPO戦略の専門家たちが集う「Going Public Stage」では、Kodiak AIのDon Burnette氏が、AI企業が上場に臨む戦略的ジレンマを語り、ZoomのEric Yuan氏らが「成功後の持続可能性」を議論。AIがマーケット戦略(GTM)を根本から変える中、Late-stageスタートアップが「遅れれば淘汰される」との警鐘が鳴らされた。 「Builders Stage」では、2026年のSeries A調達戦略や、早期従業員への報酬設計、AIを活用した開発効率化の実践法が議論された。GitHubのTim Rogers氏は「AIツールで開発のスピードを加速する」方法を、Google CloudのMarc Manara氏は「GTMエンジンの構築」の重要性を強調した。 会場外では、各社主催のサイドイベントが連日開催。P2S.VCの「Pitch&Drink」、SOSV主催の「Future Shock Deep Tech Meetup」、AI倫理をテーマにした「Humane AI」短編映画上映会など、起業家と投資家の交流の場が広がりを見せた。 TechCrunch Disrupt 2025は、単なる展示会ではなく、未来のテクノロジーと企業の「生産現場」そのもの。今後数年間のイノベーションのカギを握る発表と対話が、ここから始まっている。まだ参加していない者も、最終日までにチケットを確保し、この歴史的瞬間を体感すべきだ。
